言葉の魔力
馬の耳に念仏。
馬にとっては、ありがたいお経の言葉もあまり意味を成さないという意味だが、これは全てにおいて言えるのではなかろうか。
大好きと言われたから喜び
嫌いと言われたからムカつく
しかし、その言葉には、他の動物や植物からすると、ただの音にしか聞こえない。意味は解釈の仕方でしかないからだ。
しかし、言葉自体に意味はなくとも、その言葉に乗せるエネルギーには、良いものと悪いものがある。それが、他の万物万人に影響を与えるのだ。
それもある意味、エネルギーという概念すら、本当は完全無から生まれているのなら、完全無である我々が、これまた脳の観点で受け取っているに過ぎない。
そうすると、夫婦の言葉や態度でイライラするのも、結局は思い込みなのである。
言葉は人が作った最高の道具であり、最強の思い込み作成ツールでもある。そんな気がしてならない。
そんな言葉を、私は整体において、実に多用する。人をより良くするためには、言葉の魔力も必要なのかもしれない。
合掌